琢「もう帰んのか」
民宿前で帰る準備をしていると、フェザーの8人が出てきた
拓「お前らかって今日帰るんやろ?」
琢「ああ、後で迎えの車が来る」
翼「へー迎えの車。」
琢「何やねん、その顔」
ち「慶四郎〜!!」
慶「?」
ち「もっとドラムの話、したかったなあ」
慶「そうやな。」
ち「またドラムの話、しようなあ〜」
慶「そうやな。」
一方、拓朗は離れて本を読んでいる舞を見つけた
拓「おい」
舞「…?」
拓「お前なんかすぐ抜かしたるから。いい気になんなよ」
舞「…」
舞は拓朗をしばらく見上げた後微笑んで見せた
舞「たく…ろう、やっけ?…覚えとく。」
拓朗は鼻で笑い離れた
聖「そろそろ行くで」
琢「あ、そや。翼」
翼「ん?」
琢「これやるわ。」
琢磨は一枚の紙を渡した
琢「前、俺らが出た関西地区大会の案内。今年もあるからさ、お前らにもこれ」
翼「悪いけど…俺らはそういうののためにやってるわけじゃないから。」
琢「…」
美「ふふっ」
翼「でもまあ念のためにもらっとくわ」
9人は手を振り民宿を後にした。
彼らもまだ知らない、バンドの最終章に向かって――
続