ノンフィクションの愛の結末45

 2006-08-18投稿
閲覧数[319] 良い投票[0] 悪い投票[0]

心は病気のことをもっと調べ始めた。するとヘルペスは心の想像を遥かに越えた恐ろしい病気であることが分かった。

完治しないこと。
赤ちゃんを産むときに赤ちゃんに産道感染してしまうこと。
症状が辛くヘルペスノイローゼになる人もいること。

{……………。}

心は頭の中が真っ暗になった。夢が一瞬にして崩れた。自分だけでなく、子供にも感染してしまう。

{子供を産むことが出来ても、子供に感染するから心は産めない…。心のせいで子供に辛い思いはさせられない。}

しばらく無の空間が続いた。




{そういえば、昭幸と結婚したら何人子供を産むかとか話したなぁ。もう産めないのかなぁ………。普通の幸せくらい、家族の温かさくらい、感じてみたかった。}

目頭が熱くなった。

{昭幸は話したら分かってくれるかな…。嫌われたらどうしよう………}

心は悩んだ。黙っていた方が悩むのは自分だけで済む。でも、病気の間は昭幸に迷惑をかけるし、バレるのも時間の問題だということも気付いてた。

{話すしかない…!!}

心は意を決して昭幸に電話した。

プルルルル、プルルルル

ガチャ

「はい?」

続く…

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 心 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ