キラキラ11

アカツキ  2006-08-18投稿
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「ねぇ?悠紀〜?」

『何!?そんな甘い声だして…』

「あかつ先輩のアド教えて?」

『え?何でよ…』

「悠紀はトロンボ-ンパ-トなんだから、あかつ先輩のアド知ってるでしょ?」

『知ってるけど…』

「教えてよ〜」

『だから何でだよ〜』

私はなるべく普通を装って質問した。
だって意味が分からなかった。
彼氏が出来たなら、
私があかつ先輩を好きだと知っていたなら、
そんなこと聞かないはず。少なくても私には…

「あかつ先輩も年上の彼女と付き合ってるじゃん?だから、いろいろ相談に乗ってもらいたくて!」

『他の人でもいいじゃん。』

「えーあかつ先輩がいい。」

何で?
何でそんなこと言うの?
おかしいよね?
【あかつ先輩がいい】
ってまるで好きみたい。

『嫌だよ。教えない!』

「何でよ〜あかつ先輩は悠紀のものじゃないんだよ!」

分かってるし。

『…でもほのかのものでもないよ。』

小さな声でしか言えなかった。
また失うのが怖かった。
本音を言って失うのが怖かった。

あのこと言ったらほのかは少しは分かってくれるかな?
悩んでる暇はないよね。

決めた。中学校であったことほのかに言おう。



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