第二章 第1話
トーコはドキドキしながら朝を迎えた。
目が覚めて少しすると姫様が部屋に入ってきた。
「おはよう。」
姫様はそう言うとトーコに新しい服を手渡してくれた。
「この服は特別な服よ。
きっとあなたを守ってくれる。」
トーコはまた不思議に思ったが素直に受け入れることができた。
トーコはその特別な服に着替えると姫様に質問をした。
「名前を教えて下さい。
私のいたところでは名前は特別な意味を示していました。」
姫様は
「そうね。
名前は特別。
私の名前はナツ。」
と答えました。
すると心の鍵がキラリと光ました。
トーコが驚いていると姫様、ナツは言いました。
「私の名前に反応したのね。」
もうトーコは驚きません。
何が起きてもその度に驚いていたらいけないとトーコは思ったから。
ナツはトーコの首にかかっている『心の鍵』をそっと手にとりまし。
そして
「トーコ。
さぁ行きましょう。
試練の間に。」