あなたは、毎日夢を見て目を覚ましますか?
その夢をはっきり覚えていますか?
身体が夢に反応して動きますか?
僕はそう。眠りに入ると時空間を行ったり来たり。
きっと、どこかの病院に行けば良い実験材料になるかもしれない。
本当にリアルな世界なのか、僕が生きていない時代の事はわからない。
こんな体験を今もしている人はいますか?
知人、友人にいますか?
僕は、知り得る限りいない。
これは、何のフィクションでもなく、ノンフィクションな小説。
僕が見てきた夢やこれからも続く夢のノンフィクションです。
信じ難いでしょうが、本当に…本当なのです。
まずは一つの夢を。
それは、日本のどの時代かわからないが、銃も使われている、戦国時代。
これは、わかりやすいでしょう。
一体何の合戦場かわからず、気がつけば、僕は馬にまたがり。といっても、今の様なサラブレッドと言われるような立派な馬ではなく。
脚も短くそんなに大きくなかった。
とにかく、その馬にまたがり、戦っている。
本当にやるかやられるかとはこの事かと思い知る。馬にまたがった武士らしき人物から、一介の兵士まで、僕に刃や銃を向ける。
僕はすぐに悟った。
このまま何も、しなければ、死に至る…とね。
僕は必死だった。
とりあえず刀はあった。
他に武器はない。
槍を振り払い、鎧の間を切る。
反り血を浴びながら、ひたすら前進するしかなかった。
が、銃弾が鎧を貫通してしまった。
痛みと熱さを感じた。
実際、今と言われる時空間にいる僕は銃弾をあびた事はないから、実際とのズレが生じる事は、仕方ないでしょう。
話に戻ると。
僕は銃弾を受けたが、死に至るものではなかった様だ。
後はただひたすら、戦場を駆け巡る。
日本史に出てくるような、武将はさっぱりいないみたいだ。
気づけば、馬を降り兵士達を切り続けた。
僕が生きる術はそれしかなかった。
ひたすら、戦場が落ち着くまで、ひたすら。
何人の命を奪っただろう。
僕の腹部への銃弾の傷からは、出血は止まらず、目眩がしてくる。
しかし、まだ太陽は沈まない。
一体いつまで続くのか。
字数制限なので、この辺りで。