奇跡 12

じゅん  2005-12-08投稿
閲覧数[408] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「ご両親にはちゃんと連絡はしたのか?」
と、父さんに聞かれ、
「大丈夫です。事情も説明しましたし、『今出来る事をしなさい。連絡は後でいいから』と父に言われました」
と言った。
するとまたありがたい案を頂いた。
「じゃあ明日一緒に初詣に行かないか?」

「いいんですか?お父さんとお母さんがよろしければぜひっ!」

「じゃあ決定だな。明日も早いから寝るとするか」

部屋に案内され、母さんにおやすみを伝えようとしたら、

「お父さんがあぁして誘う事なんか一度もなかったのよ。私もびっくりしたわ(笑)きっと淳くんの事を認めてくれてるんだわ。本当に淳くんと出会えて友美は幸せね。ありがとうね。おやすみなさい。」

と、母さんに言われた。
妙に嬉しくて。初めて会ったのにも関わらずかなり親切にしてもらえた。まるで昔から知ってるかのようだった。
「一人」で友美の家にいるのは辛いと思ってたが、暖かい優しさの中に包まれて寝る事が出来た。
きっと自分の部屋で一人きりだったらずっと泣き続けてただろう。

携帯を見たら友達からたくさんメールがきてた。
もちろん友美からは来てないが、不思議と涙は出なかった・・。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 じゅん 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ