子どもは、家を、選べない〜その23〜

真理康子  2010-02-07投稿
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自業自得とはいえ、房子の失言は、房子自身の精神疾患を浮き彫りにさせる結果となった。
結衣子の主治医は、姉に対する50余年に及ぶ房子の嫌がらせに対して、まず、家庭の中で指導が行われていなかった事を重要視した。
大抵の子供が、家庭や学校で人が嫌がる事をしないよう、又、自他のモノの識別等が必要であると、常識的に指導を受けているはずなのだが、例外を前にして、結衣子の長年の心痛に同情した。

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