翼「なーんかおもろいことないんかなー」
猛「しばらく暇やもんな」
聖「なら勉強しろ、勉強。」
翼「嫌や〜!ライブ〜!!!」
美「ったく!あんたはほんまに!!大学落ちんで?!」
翼「落ちひんし行かへんもん」
聖「行かんで何すんねん!?」
翼「何って…ギターで食っていくに決まってるやん」
聖「……」
拓「お前なあーちょっとは…」
拓朗が言いかけたその時だった。
人影がこの工場に足を踏み入れた
「お前ら、何しとるんや」
美「え?」
慶「…」
光「…?」
秋「は?」
波「あれ?」
猛「何や?」
翼「あ!!」
聖「やっべえ…」
拓「…あかん…お前ら…逃げろーっ!!」
拓朗がその人影の方向とは別の出口へメンバーを急かした。
「お前ら勝手に入って何やっとんじゃあ!!!」
その怒鳴り声に全員走り出した。
猛「え、何?何なん?!」
拓「あのおっさん、多分ここ(工場)の人や!勝手に入ったことバレたんや!!」
9人は住宅街をさらに人通りの寂しい道へと走って行った。