air 27

182  2006-08-18投稿
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「この剣…でかいな。」  レックスは店の奥に置いてある剣を手にした。  「重っ!!」  あまりの重さに剣を落としてしまった。  「それは普通の人間じゃ使いこなせねぇよ。」  ローが近寄ってきた。  「え、じゃあこれ飾りか何か?」  「それはドラゴンスケイル専用の剣だ。竜族の馬鹿力じゃないとあつかえない。それに長すぎるだろその剣。」  その剣は普通の剣の2倍近く長く重かった。  「そういやあいつ妙にでかかったしなぁ。あいつにはピッタリだな。」  「あいつ?お前らドラゴンスケイルを見たことあるのか?」  ローは眉をひそめ聞いてきた。  「あぁ、すぐにどこか行っちゃったけどな。」  レックスはそう言いながら剣を重そうに元の場所に戻した。  ローは少し驚いているようだった。  レックス達は店を出るとしばらく街の中を歩いた。  「宿のほうは用意してあるから後は好きにしていいぞ」  ローは突然立ち止まり言った。  「ロー達はどこに?」  「俺らはちょっと用事がある。宿はここをまっすぐ行ったとこにあるから。」  そう言うとローとゼスは狭い路地に入っていった。  宿に入ると無愛想な男が立っていた。  「4人、ローの言ってたやつらだな?」  レックスは小さくうなずいた。  男は「こっちだ」と言って4人を部屋に案内した。  部屋の中は以外と広い。  「悪いがこの部屋しか空きがないんだ。」  4人は顔を見合わせた。  「私は大丈夫だけど…。フィーは?」  フィーは小さくうなずいた。  フィーとレイはベッドを使いレックスとハウィーは床に寝ることになった。  



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