朝、母さんの声で目が覚めた。父さんはまだ起きてないようだ。
「おはようございます・・。」
「おはよう。よく眠れた?顔洗ってらっしゃい。タオルはかけてあるからね!あっ!歯も磨いてらっしゃいね。歯ブラシは青色の使ってくれていいから!」
とキッチンで雑煮を作りながら笑顔で言われた。一瞬「あれ?俺ここの家の子かな??」
て思う位の対応だった。
「・・頭痛い・・。正月早々二日酔いだよ。おっ。起きてたのか?おはよう」
「おはようございます!私も二日酔いになりました(笑)」
「大の男が二人揃って情けないな。笑」
お風呂も頂戴する事になり、まじで『家族』になれた気分だった。
おせちを食べる前に、改めて新年の挨拶を交わした。母さんはパックにおせちをつめた。きっと友美が意識を取り戻した時の事を考えての行動だろう。
食事を取ったあと、父さんが
「明日、淳くんのお宅に新年のご挨拶に伺いたいのだがいいかな?」
俺は即座に「はいっ!」と答えた。父にメールを送ったら
「あけましておめでとう。さっきの返事だが了解したした」
と返ってきた。
・・親父。「した」が2つ入ってるよ・・。少し愛しくなった(笑)