地方デパート物語

まこ  2010-02-10投稿
閲覧数[530] 良い投票[0] 悪い投票[0]

今から
かれこれ…

25年前の…???

古っ!(笑)

お話である。

まだ
大型ショッピングモールや、アウトレット店なんて…

そんな言葉もない
昭和の時代

バブル絶頂の下火の頃、晴れて社会人としての生活がスタート

就職先は
全国展開の靴店

地方デパートの一角を借りて出店されていた
まぁ いわゆる
テナントショップ

高級店らしく
単価もそれなりに
高い

客層も割りと高い

ちょっとお金持ちの方々を相手にしていたような品揃え…

高級ブランド
質の良さ
接客技術

一流にならなくてはならない

そんな環境とは無縁だった自分

慣れるのに苦労した

昔から
人見知りなのに…

後悔した…

売り場に立つのが
…怖いっ…

話かけられるのが
…怖いっ…

お客さまが
…怖いっ…

毎日ビビりながら
必死に生きていた…

毎日毎日
先輩に叱られ…
お客さまに叱られ…

辞めてやるっ!!

何度そう思った事だろう

自分はダメな人間なのかもしれない…
必要とされてない
物覚えも悪くて…

いない方がいいかも

最悪な自分…

何やらせても
ダメな自分…

家に帰ると毎日、その日の出来事を話す

今日も怒られちゃった…
独り言のようにポツリと、辞めようかなぁ…
その言葉に父親は

怒られるって事は、まだ見込みがあるからだぞ。
何も言われなくなったら、おしまいなんだからな。
ハッハッハッ(笑)

そう言われた

なるほど!
そっかぁ、頑張ろ!


…単純な自分


つづく



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 まこ 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ