第3章
第1話
活気溢れる村でトーコは希望のカギと心のカギを握りしめていた。
あともうひとつ。
夢のカギのことを考えていた。
なんだかそんなに簡単に夢のカギは手に入らないと思っていた。
そんなことはつゆしらず村長や村の人たちはトーコ達のために宴を開いてくれた。
宴は楽しくてトーコもナツもなんだかホッとした気持ちになった。
そしてその宴は3日続いた。
トーコもナツも時間を忘れて楽しんだ。
いつしか夢のカギのことを忘れるほどに。