あなたは、眠りで疲れますか?
身体に痛みを感じますか?
僕の夢はどんどん現在に近づいてきていた。
ただ、残念なのは有名人に出会わない。
日本は江戸時代へと、西洋もまた時代の変遷。
誰もが、そんな訳ないと思うような事がずっと続く。
また、僕自身も信じたくなかった。
だが、必ずはっきり覚えているのだ。
それなら、ファンタジックな夢とか見たいものだよ。
現在に近づくにつれ、拳銃がメインのツールになる。
熱くて痛い。ドンと押された様な感覚だ。
誰か、拳銃で撃たれた経験のある人は、是非教えて欲しい。
そして、何故僕は中くらいの役所なんだろ?
なんか、良い役欲しいなぁ。どうせなら。
なんて思いながら、リアルな夢の世界で生きてる。
逆に言えば慣れてきて、そんな事を考えるようになっていた。
慣れとは怖いものだ。
しかしながら、いまさらだが、話してる言葉は日本語である。
世界の何処であろうと。
僕のコミュニケーションツールは日本語しかないから、それ以外で話されたら、アウトだね。
アメリカ禁酒法時代も体験したが、僕は現実酒は全く飲めないが、酒の為にいろいろ苦心し、酒を手に入れる。
飲んでも酔えないのだ。
貧しいだろうと思う少女が、法を犯して必死に稼いでいた。
その時、僕の立場はそこそこ裕福のようであった。
こっそり援助していた。
(お、なかなか良い感じだ)僕は夢の世界では、必ず一人ぼっち。
なんだか親しみを感じたのだ。
少女は天涯孤独のようだった。
だが、その少女も僕も命の危険にさらされていた。食うか食われるかの世界。
誰を信じれば安心感は得られるのか?
現実の世界にはたくさんいるのに、何故。
少女が咳込んでいた。
僕は病院を探した。
携帯電話なんてない時代。しかも、目が覚めて調べてわかった禁酒法時代。アメリカである事には気づいていたが、救急車は何番か知らない。(今も)
やっと診察を受ける事のできる病院を見つけた。
なんで僕はこの少女に対してここまでしているのか、いまだに疑問だ。
天涯孤独の身同士だからか…。
診察を終え、僕は呼ばれた。
ドクターは首を横に振った。もう、手遅れのようだ。
名前も知らない少女。
君は夢の中でどうなったんだ?
献杯。