――翌朝
光「け、慶太郎っ!」
学校に向かって自転車を走らせていた慶太郎が振り返り止まった
光「お、はよう…」
慶「おはよう」
自転車を押す慶太郎と光希は並んで歩きだした
光「今日は早いね」
慶「うん」
歩いていると後ろから二人を呼ぶ声が追いかけてくる
秋「おはよう、けえちゃん!と、みっきー」
慶「うん」
光「お…はょぅ…」
秋「今日は慶太早いな★あ、あれ拓朗じゃない?たくー!!」
秋奈が前の方を歩く拓朗に叫び二人を引っ張って駆け寄った
拓「何や、お前らか」
秋「さっき会ってん。一緒に行こー」
校門に向かって4人は歩きだした
光「そういえば…聖二、大丈夫やったんかなあ…」
拓「わからへん…メールしてんけど、返ってこんかった」
慶「…」
秋「まさか…捕まったとか…ないやんな?」
拓「…不法侵入的な?」
光「えーまさかぁ…」
拓「…」
秋「…」
4人は黙ったまま校内に入った。
履き変えようとロッカーを開けた光希は手をとめた
光「…あれ…?」
拓「みっきーはよ靴履き変えろよ」
慶「…何かあった?」
光「うちの上靴が…ない」