僕に触れる その指が
離れて
秒針がひとつ動いたら
もう 過去になる
抱きしめても
抱きしめても
満たされなくて
同じベッドで
繰り返しても
繰り返しても
最後には
二人 泣いていた
確かめ方なんて
そう いくつも無くて
きっと
僕たちが生まれた時に
別れが始まってた
また、ひとつ
秒針が動いて
僕は
床に崩れ堕ちた