秋「どうかした?」
慶「靴ないねんて」
はっとして光希は周りを見渡し階段付近で満足気に笑いあう二人を見つけた
久々登場の美咲と彩夏だ。二人はさっさと階段を上がって行った
光「…むかつく」
拓「犯人あいつらか?やること小学生並やなあ」
光「最近おとなしかったのに、同じクラスになっちゃって…だからまた…」
慶「…あいつら……光希の足元好きやな。」
空のロッカーを眺めながら呟いた慶太郎の言葉に光希は溜め息を漏らした
光「…。そうやな(誰のせいやねん!)」
拓「あ、みっきー」
靴を脱ぎかけた光希を拓朗が止めた
拓「それ、俺んとこ入れとけば?そこ入れてたらその靴まであいつら持って行きそうやん?まさか俺のロッカーまであけるとは思えんし…」
光「ありがとう…でも」
拓「何やねん!その顔!あ、俺のロッカー汚いと思ってるやろ!」
光「別にぃ…」
拓「意外と綺麗やねんからな!ほら来てみろ」
拓朗は光希の腕を引っ張りロッカーを開けた。
中は体育館シューズと靴以外何もなくさっぱりしている
拓「どうやっ!」
光「ほんまや〜って物入れてへんだけでしょ」