携帯は時が絶つにつれて便利になっていくものだ。
カメラやらパケットやらエトセトラ。
まぁー女子高生ですし…そこら辺は大切ですけど…
そんなこんなでこれは私に起きた不思議な小さな話…
キーンコーンカーンコーン
それは1ヶ月前の放課後。
「恭花ー彼氏さん迎えにきてんょー☆」
「うそ!!すぐいく〜♪♪」
私は高浜恭花(たかはまきょうか)。女子高生で激的に彼氏に惚れている笑
「とーるっっ!!まったぁ〜??ごめんねー…」
「いや♪待ってないよ!!帰ろ〜」
私の彼氏、(真田亨さなだとおる)はちょーやさしくって!!ちょーかっこよくって!!まさに理想★
つまりうちらは世間的にバカップルなのです
たったっ…ここは歩道橋の上
「最近寒くなってきたねー…指先冷えるよ〜」
そう言うと亨は自分のジャンバーのポケットに私の手を握って突っ込んで
「これで寒くないよ♪」
…ヤバい…めっちゃ顔暑くなってきた!!亨はそーゆー事恥じらいがないからっ!!…もー…馬鹿みたい…
「恭花って欲しいものある??」
「え…?」
「ほらー明日誕生日じゃん!!恭花のっっ!!だからデートでもしようよ♪」
「うわぁー!!!喜んでーっっ!!いこいこ★」
やったぁー♪亨とデートだ!!!
あまりの歓喜にカバンを振り回していると、携帯がぽろっとカバンの中から階段の下へ落ちてしまった。
「あー!!携帯がぁ…痛んでないかな…もうー最悪…」
「…取ってくるよ♪そこで待っててー」
「えっ…でも…悪いよっっ!!亨!」
その頃はもう遅くって亨は階段をかけおりていた。
…本当にやさしいなぁーもう大好きだよ!!
などとうかれていたその時…
うあっっ!!
階段が滑りやすくなっていたせいか亨は階段の下まで転がり落ちてしまった。
亨っっ!!
その瞬間…携帯に着信がなって亨と携帯は光に包まれた。そして…私がかけおりた時にはもう亨はいなかった…
「あれ…?亨っっ!!どこなの!?とおるっっ!!」
「…ぉーぃ…おーい…!!」
…まさか…いや…でも…微かに…声が…亨の声が携帯から…
恐る恐る携帯を拾い上げ見てみると…
「!!?亨っっ!!」
そこには私の携帯の画面に亨の姿と声が…
「いたた…ってなにこれ!?えーー!!?」
どーなってんのよーーーっっ!!?