a「ねぇー!!壊し屋っていう都市伝説知ってる?」
b「なにそれ!殺し屋!?」
a「違うよー笑こわしや!!」
c「知らないーどんなの?」
a「なんか本当に不幸な人で真実の幸福を求めている人しか行けない場所でその壊し屋は人の不幸になっている元凶を金棒みたいのでたたきつぶすんだってー」
b「たたきつぶすってなんか良い事してるけど悪魔みたい笑」
a「しかも最近聞いたんだけどその壊し屋は◯◯町にあって駅から自然に壊し屋を求めている人は到達しちゃうんだって!!」
c「◯◯って近くじゃん!えー誰か行って来なよ」
b「やだよーあっでもそういうのにうってつけな奴がいるかも♪」
c「あー…あいつね…うちらがいじめぬいてるからねー笑」
b「アハハ!だってあいつ何考えてんのかわかんないしーきもいもん笑」
a「最悪っっアハハ!……じゃあ聞きにいこうかー」
あいつらが近づいてくるまぁー今の会話聞こえてたけど…
a「ねぇー橘さん?ちょっと行って来て欲しい所があんだけどー」
ほら…やっぱり…
空が薄橙色に染まっている…学生が電車の中にたくさんいる…今日もいつもと変わらぬ日…ただいじめられていく毎日。
私は橘綾音たちばなあやね。女子高に通っていて丸メガネを掛けてスカートが長く髪はショートの仏頂面。
あきらかに親がきびそうなまじめっことみられがち。実際はただの面倒くさがりで…いじめも言うことを聞いていれば酷くなんないし…いつでも自分の安全を確保しているのだ
……でも今日のは無理でしょ…知らない場所(壊し屋)にどうやってつくのよ…
呆れながらも◯◯町についた。
来た事がないはじめての所
第一印象は古びた感じ
さてここからどうしよう…そう考えながら歩いていると
どんっ
小さな男の子にぶつかった
綾音「あ…ごめん…大丈夫…?」
男「…みつけた」
綾音「え……?」
男の子は走って行った。なぜか私はその男の子が気になり追いかけた。男の子は私を気にかけるかのよーに時々止まったりして走った
無性に走った。周りの景色とか覚えていない…どれくらい走ったんだろ…
綾音「はぁー…もう無理…」
「顔あげなよお姉ちゃん!」
男の子がそう言い私は疲れきった顔をあげると…
古びた看板。古びた壁。古びた戸…
おばあちゃん家みたいな家が真っ正面にあった
「…壊し屋…?」
看板にはそう書いてあった