打算恋愛結婚(5)

高橋 亜樹  2010-02-18投稿
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私がタケに対して、唯一の不満は体の相性が合わないコトだった…

私は、結婚したら早く子供が欲しいけどタケとHしてもタケがイカないから、子供を作るのに、試験管ベビー??なんてイヤだった…私に問題があるのかなぁなんて思ったから、風俗で社会勉強のバイトを始めたのだった。

でも私は、社会勉強のつもりが今じゃ完璧な風俗嬢だった…
まぁ、これもありかななんて最近は、思ってる。
きっかけがあれば、辞めよう程度だった…

マイクでコールが入った。

「ユカリさん、センターまでお願いします」

初の夜の客だった…

チーフの浜ちゃんが、私にこう言った。

「今、フリーで入った客は系列店のいい常連さんでこっちに来てもらったんで、ユカリさんお願いしてもいいですか?」

「ふ〜ん、いい客ね…」

いい客=お金を使う客だった…

「浜ちゃん、その人若い?」

「若いですよ。かなり飲みますよ。」

「了解〜私入るよ。」

そう言ってビールのセットを持って行った。

「失礼しま〜す。こんばんは、ユカリです。」

そう言って、名刺を渡した…あっ、結構若いって思った。

「浜ちゃんから聞きましたよ〜マリン(系列店)のお客さんなんですよね?」

「今日は、たまたま店の前通ったら、浜ちゃんに捕まってさぁ〜」

初めて声を聞いた…声低っ…いいかも…私は声フェチだったから、声で好きになるタイプだった。

客の名前は、ヒロシ25歳、バツイチだった…

これがいずれ結婚する男との出会いだった…



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