肩甲骨と羽

ロデオマン一号  2010-02-18投稿
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「ねーよくきくけどさ」


「背中のケンコーコツは羽の名残ってはなし」


「マジ、ファンタジーじゃね」


「お前信じる?」


「や、なんか今日ガッコで聞かれた」


「でも羽あったらさー、便利だよな」


「寝坊しても1限に間に合うかんね」


「あー…」


「きっと羽にピアスとかする奴とかいんだぜ、鎖みてーにでっかくてさ」


「あとは染めたりしてさー」


「服とかどーすんだろーな」


「マジ、女はブラジャーつけっ時とか超ジャマんなるよな」


「マジ、ノーブラでも俺は全然かまわねーんだけど」


「あ、でもババアとブスは勘弁な。俺たれ乳苦手」


「てかさー」


「ケンコーコツって健康の骨って書くの?」


「や、マジ漢字とかわかんねーから」


「あ、ヘルスの方じゃない系?」


「マジウケる。俺ケンコーコツってヘルスの方だと思ってた」


「ハハ、俺実は漢検三級もってっかんね」


「はぁ?ケンコーコツなんて出ねぇよバカ」


「俺、読みだけなら異常に得意だし」


「マジ今はケータイで変換すりゃ何でも出んだからよくね?」


「わー」


「ケンコーコツって肩に甲羅の甲って書くんだ」


「超意外」


「てかやばくね?俺今、辞書引いてんし」 


「やっべ受験以来」

 
「俺超エライ」


「てか甲羅の甲じゃ羽じゃなくて甲羅じゃん」


「マジカニ道楽だし」


「バカ、深い意味ねーよ」


「マジカニ食いてー」


「そ、俺ビンボーだからカニカマしか食えねーの」


「は?これ以上シフト増やしたら俺過労死すんし」


「マジ労働時間店長並だかんね?」


「ウケる、マジ消えろよお前」


「てか話戻っけどさー」


「信じる?ケンコーコツは羽の名残って」


「んー?」


「あー俺信じない派」


「だってさー」


「俺高所恐怖症だもん」


「きっと天使とケンカしたんだぜ」


「なんか負け惜しみとか俺的にありえんし」


「寝返りとか羽折れそうじゃん?」


「マジ寝返り万歳だし」



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