眩暈を誘う思い出の1頁 いつかの言葉 ゆらりゆらり
両手を見つめ 無力を知った あの日の気持ち 忘れぬように
幾多に別れ 蕾は延びて 綺麗な花を咲かしたいと
笑窪を裂いて 笑ってみせた あなたの気持ち 忘れぬように
雨は病まぬ八月の通り雨
私の気持ちも晴れぬまま
青い空が見せた あの優しい思い出 箱に詰めて 離さなきゃよかった
夕立のなかで笑っていられたのは あなたが隣で支えてくれたから
失って気付いた 情けないよね 共に歩んだ道は違えど
ふたりはずっと同じ場所を見ていた
あれから半月 まだ覚めない夢
あなたが隣で笑ってくれる
時計の秒針が告げる現実 眠った肢体と眠れない私
雨に塗れてる 真っ黒い雨に あなたが最後に告げた「四文字」
サヨナラ