スカバンburn!!最終章 -11- きっかけ

きゃしー  2010-02-20投稿
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勢いよく閉めた扉。
机の上に投げつけた鞄。

聖二はそのままベッドに倒れ込んだ。

聖「……俺だって…」

枕に顔を沈めたまま聖二は眠りについた――



――2年前 春 いつもの公園

〜♪

聖(そろそろボーンの練習やめて帰ろうかなあ)


翼「あー!!」

聖「びくっ!」

翼「お前、同じクラスにおったやんな?」

聖「…そうやけど(うわ〜同じクラスのアホ男や)」

翼「やっぱり!お前いつもここでそれ、練習してんの?」

聖「え…ああボーン?…まあ」

翼「へーそれかっこいーな!!」

聖「…そう…か?」

翼「ええなあ…そや!バンド一緒にやらん!?」

聖「はあ?!」

翼「ええやん!その楽器、一緒にやりたいねん!」

聖「いや…俺は…」

翼「ドラムはうちの慶太郎がおるし…ベースは…最近上手くなってきたしタケを誘うか。よし!決まり!!」

聖「はあ?!」

翼「よろしくな!


聖二!」――




――『……おねが……ます…聖二は…』

『…』

目が覚めた時、外はすでに薄暗くなっていた。体を起こし窓の外を眺めた。何やら外が騒がしい。

聖二は窓を開け下を見下ろした。そして見つけたのは…

聖「……!」

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