誰かが誰かを傷つける
とても素敵な世界だね
そして 誰もいなくなった
ぬけがらの大地
太陽に焼かれても
イヤだと言えない彼は
雨が降る日ばかり
ひたすら待った
落ちる 落ちる 気持ちと言葉
涙色の 渇いた 肢体と頭脳
もう何も欲しくない
静寂だけを一人だいて
もう傷つきたくない
理性だけをそっと隠して
壊れそうな今を
ただ 耐えている
誰もが誰もを嫉み憎む
とても素敵な世界だね
そして 自ら命を断った
かりそめの優しさ
(誰が望んだか、この混沌の大地
生きることに怯え 今日も笑えやしない
光なんかあれば 人は救われるのか、
それは勘違い 心は絶望 漂っている)
落ちる 落ちる 気持ちと理性
真っ赤に 渇いた 意識と頭脳
もう何も欲しくない
静寂だけを一人だいて
もう傷つきたくない
理性だけをそっと隠して
壊れそうな今を
ただ 耐えている
もう息もしたくない
悲観だけを一人見つめて
もう涙したくない
理性は 心は 張り裂ける
壊れそうな今なら
いっそ 崩れてしまえ
「明日はきっと晴れるよ」
そんなことを言う君は
きっと僕より ロマンチスト、ユートピアン