闇だ
僕は、ずっと闇の中にいた。
この世界も嫌いだった
太陽の光も
恵みの雨も
雪も風も木も
自分以外の奴は、全て嫌いだった。
君と逢うまでは
君がこの世界から僕を見つけてくれた。
僕にとって君は、太陽の光より暖かかった。
君と一緒なら雨も暖かく感じた。
君は僕の光だった。
なのに……………
君のいない世界は、やはり闇だった。
……いや
光が存在しないなら闇もない。
ただ何も無かった。
だから会いに行くよ
愛しい君のもとへ
会いに行く
きっと………
きっと。