(新)エルファ・人形残酷物語3

ぐうりんぼ  2010-02-23投稿
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 あれから1週間後…

 エルファの元に待望の子供人形が届けられた。

 送り主は、注文先の幸せ人形工房。

 配達便のトナカイロバ車に乗せられて、大きな木製ケースが屋敷に到着したのだ。

「私ダケノ、可愛イ子供タチ、早ク見タイ」

 エルファは胸をワクワクさせている。

 マルセルはケースの外蓋を開け、手元のスイッチを押した。

 オルゴール調の不思議な音楽が流れる。

 中蓋をゆっくりと開け紫色の布をめくると…

「まぁ、可愛い」

「マァ」

 マルセルやエルファの目が輝いた。

 ケースの中には一面に敷き詰められたクッションの間に20体の小さな人形たちが並べられていた。

 身長は約15センチぐらいで、殆どがエルファを幼くしたような女の子ばかり。

 オシャレで可愛いドレス衣装を着て、これまたステキな赤い帽子を被っている。

 マルセルはそのうちの1体を手にしようとした。

 すると、エルファがその手をバシッと叩いた。

 すると、エルファがその手をバシッと叩いた。

 慌てて、手を引っ込めたマルセル。

「エルファ!?」

 人形パートナーの思いがけない行為にマルセルはビックリ!

 エルファはマルセルを睨みつけたが、表情を変えて子供人形を撫で初めた。

 人形1体1体に息を吹きかけ、更に歌を歌い始めた。

 すると、どうだろう。

 子供人形たちがゆっくりと目を開き始めたではないか。

「私ダケノ、可愛イ子供タチ」

 エルファ・ママが声をかけると、子供人形たちはムックリと起きて辺りをキョロキョロし始めた。

 再度、エルファ・ママが声をかけると…

 子供人形たちの視線がママの方に集中した。

「?」

 目をパチクリさせながら、ジッとエルファ・ママの目を見つめる。

 エルファは両手を広げながら自分をママだとアピールし続けた。

「私ハ、ママ。ママ、ママ」

「…」

「ママ、ママ、ママ」

「…」

「ママ、ママ、ママ…」

 すると…

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