結婚して4年…
ふと思う事がある…
今頃、きむはどんな生活をしてるんだろう…
それは好きと違くて…
自分の全てを捨ててもいいと思える程愛した人に幸せであってほしい。そんな思いからだ。 色んな人に恋をして、失恋をして…
それでも出逢わなければ良かったなんて思った事は一度もなかった…
でもきむとの出逢いを今振り返ると出逢わないほうが良かったと初めて思ったよ。
マイちゃんとうまくいってればきむが傷つく事はなかった。
あの時、マイちゃんがきむの手を取ってくれてさえいればきむの心は壊れなかった。
きむを選んでほしかった。
あたしの中にきむが存在しないなんて考えられないけど、それでもいい。
きむを愛してほしかった。
マイちゃんを失ってから人を愛せなくなったきむ…
今もきっと自分を傷つける事でしか生きてない。
不倫なんてしてはいけない。
でも、そこにも本当の愛がある場合もあるんだと知った。
あたしは忘れない。
きむを愛した事を…
きっと死ぬまで忘れない…
きむの心にあたしは残れなかったけれどあたしの中にはちゃんといるよ。
ずっといるよ。
ありがとう。きむ…
神様…
もう罰は充分受けました。どうかきむを幸せにしてあげてください。
その為に必要だったらあたしに罰を与えても構わないから…
だから、また誰かを愛するきむに戻してあげてください。
〜終〜