教室の窓に差し込む斜陽
窓の向こう側には青々しい、葉がおおい茂ってる
俺は授業中にもかかわらず窓の外を見ていた
なんにも変わらない、いつもと同じ日常に退屈していた。
そうやって考えてる時間も無性に過ぎていく
授業が終わる五分前、窓の向こうに小さな光が見えた
だんだん近づいてくる
気づいたら俺はバカでかい草原の上に寝ていた
「んってー…」
肩が痛む
少し長い草が頭の後ろをチクチクと刺す
「…ここ…どこだよ…
確か変な光に包まれて…」
頭を上げ、よっこらしょとわざとらしく言いながら立ち上がった
「あんだ?あれ…」
空いた口が塞がらないとはこの事を指すのだなと思いながら眼上に広がる、大きな城を見ていた
それはまるでどっかのラピュ●城みたいだった。
「す、スゲー…って感心してる場合じゃないな、つかここどこだよ…」
と言い続けても何も変わらない
あ、そうか、これは夢だきっと…
その期待を裏切ろうとはな