碧 47

 2010-02-24投稿
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「え…?」

喫茶店を出たあたしの目に信じたくない光景があった。


「和樹…?」

やっと絞りだした声でさよならをした彼の名前を呟いた。



和樹が喫茶店の前の道を歩いていた。



――…女の子と一緒に…。


和樹、夢があるって言ってたよね?

あたしと会えなくなるからって、あたしの事考えてくれて、だから別れたんだよね?


じゃあ今目に映っているのは違う人かな?



「だから言ったでしょ」

気付いたら高峰智があたしの横に立っていた。


あたしは高峰智を無視して和樹の元に歩いていった。



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