どうやら俺は夜中に自宅の階段から落ち、気を失っていたらしい。
佐野『では、失礼します』
母さん『ありがとうごさいました』
佐野先生は一礼し、病室から出ていった。母さんは佐野先生を見送るかのように深々とお辞儀をした。
俺『母さん、今日…何日?』
母さん『ギョウわなシイたらリし……』
俺『え?何?かあさ………』
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急に目の前が真っ暗になった。気が付くと狭い部屋にいた。状況が理解できない。俺は病室にいたはず…。そして、母さんと話をしていて…。
……………
なんでここに?
ピピピピピピ!
急に携帯が鳴った。俺は凄く驚いた。電話のようだ。俺は誰からの電話かも確認せずに電話に出た。
俺『もしもし』
『シ…おま……こ…す……』
俺『え?もしもし?何?』
『し…お前…こ…す』
俺『はい?』
『ギャァァァァァ!!』
ザー……
…………………
続く