硝子の切れ目に
交錯する悲しい笑顔
爪痕は消える事なく
そこに言葉を残す
瓦礫に積もる砂は
徐々に増し
いずれ小さな花の種が
舞い降りる
そして
熱く煌めく太陽に向かって君は伸びゆく
例えば強い風が吹いても
例えば冷たい雨が
降ろうとも君はのびゆく
例えば風の日ばかりでも、
きっと優しい風に変わるから
例えば雨の日ばかりでも、
やまない雨はないはずだから
例えば貴女が
どんなに辛くとも
私はずっと傍に
いるはずだから
だから諦めないで
だから負けないで
だからもう一度
がんばって
例えば君が諦めてしまっても
私が必ず礎になります
例えば君が負けてしまっても
きっと私が支えます
例えば君が
私を必要としなくても
私は遠くで歌います
だからもう一度だけ
だからもう少しだけ
例えば強い風が吹いても
例えば冷たい雨が
降り続けても
君は必ずのびゆくから
私は傍で
歌い続けているから
だから忘れないで