(新)エルファ・人形残酷物語12

ぐうりんぼ  2010-02-28投稿
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 この後、マルセルはグロリアに連れられて街の医療センターへ行った。

 最近、体調の悪い姉マルセルの様子にグロリアが心配して、受診を強く促したのだ。

 診断の結果…

 ストレスにより、内蔵関係に異常が見られると言う。

 元々、心臓も丈夫じゃない上に…

 日頃のストレスを溜め込んでしまってるから、健康面にかなりの影響を及ぼしているようだ。

 診察を済ませ、マルセルとグロリアはセンター内のサロンで一息付いた。

 ソファー席でホットココアをすするマルセル。

 ミャーミャー

 どこからか、子供人形の声がした。

 辺りに見回すけど、子供人形の姿はない。

 すると又…

「ミャー」

「え?」

 マルセルは自分の足に何か触れて来た感触を味わった。

 下の方を見てみると、自分の足元を触る1体の時小さな人形の姿があった。

 マルセルはそのコを抱き上げてみる。

 ジーッと顔を覗き込んでみると…

 エルファの子供人形たちと同じタイプの女の子である事が分かる。

 大きな目をパチクリと瞬きする仕草が可愛い。

 マルセルを怖がる事なく、ジッと見ている。

「ここにいたのねロッティ?」

 母親らしき等身大の女性人形がやって来た。

「ミャミャー!」

 母親に向かって手を振る子供人形。

 マルセルが人形に話しかけた。

「貴女のお子さんかしら?」

 女性人形は両手を出して答えた。

「すみません、私の子供なんです」

 マルセルはソッと、そのコを母親に手渡した。

「いつの間にか、私の足元にいましたよ」

「マァ、ごめんなさい」

 ロッティと名乗る我が子を受け取った母親らしき女性人形。

 名前はイメルダ…

 家主が健康診断の為に病院を訪れたらしく、夫人形と共に一緒に付いて来たのだと言う。

 それにしても、イメルダのキレイだ事。

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