透通った君達の瞳に、俺の濁った瞳は似合わないかな。
さぞかし綺麗な物ばかり観て来たんだろうね?
君達の透通ったその白い目に俺の幼少時代は今でも忘れる事の無い思い出となった。
その頃からかな、俺の瞳が濁っていったのは。
おかげで今では、全てが見えるようになりました。
特にあなたみたいな透通った瞳をしている人は、その奥のくすみまで見えるように。
─────────
だからと言って全てが変わった訳じゃない。
今でも痛みを知らない貴方達を愛してる。
この手で握り潰したいほど。
だが、君達は僕を愛してくれるかな?