精神は蝕まれ、 やがてこの両目は 太陽の眩しささえ 煩わしく感じた。 この両目は 美しいものの その価値にすら 気付けずに、 飾りの両目を 私は潰した。 鼓膜をすりぬけた 悲しい音は 内側から私の傷口を 優しく広げて、 肉体はゆっくりと 引き裂かれてゆく。 そして私の精神は 行き場を失い 途方に暮れる。
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