疾走!ヒートハイウェイ(4)

羽音@ウタ  2010-03-03投稿
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「そうだ。走れ!」
逃げるアユミにシゲルもついていく。
そしてその二人を追い掛ける戦闘艇が…よく見ると手前の戦闘艇の後ろにもう一機、その後ろにもう一機の姿が見える。

「だめでしょ…こんなの…」
アユミは振り返る余裕もなく走ったが、聞いたこともない戦闘艇の風を切る音と、銃弾を連射する音がより一層不安を強くさせた。

「ったくしつこいな」
シゲルは後ろ向きに走りながら銃口を戦闘艇の胴体部に向けた。
先ほどの銃と形状が違っている。

必死すぎるアユミの頭ではその事実は追い付かなかった。



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