探偵ゼロ

ヒョン  2010-03-06投稿
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ピッ、ピッ、という音がいやに大きく聞こえた。

隼人は病院のある部屋にいた。

目の前には零が横たわる
ベットがある。

「・・・・・」

零の口元の緑色のマスクが曇った。
が、意識がない。

ガラガラッ

扉が開く音で隼人は我にかえった。

「先生・・」
「どうですか?彼の状態は?」

いつもにこやかな顔は
厳しく変わっていた。

それほど危ないのだろうか・・

「目を覚ましません」
「・・・そうですか」

医師ははっきり言い放った。

「明日までに目をさまさなければ、回復は望めないでしょう・・」

日はすでに沈み、
星がまたたきはじめた。

「目・・覚ましてくれ・・」

ピッ、ピッという
機械の音がいやに大きく聞こえた。

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