――数日後の朝
登校中に会った光希、慶太郎、秋奈、猛は一緒に校内へ入った
校内に入った光希はロッカーを開きかけて手を止めた
猛「どうかした?」
光「…昨日はたわし…一昨日は草…」
慶「?」
猛「何が?」
光「入ってんの。毎朝」
秋「ロッカーに?」
光「そう。…で今日は…!」
光希は勢いよく開けた
秋「きゃ!」
猛「なっ…」
慶「おー」
光「なっ…!…石…」
猛「うわー石いっぱいや。集めんの大変やったやろな」
光「なんかうちに嫌がらせしたいんか、遊んでんのか何のつもりやろ」
光希が振り返るとやはりあの二人が階段付近で笑っている
光「毎日よくやるわ…」
秋「…」
猛「秋奈?」
秋奈はあの二人に近づいた
「あ、秋奈先輩!おはようご…」
秋「あんたらさ、こそこそやって楽しいわけ?」
「…え?」
秋「女やったらな、正々堂々直接勝負しろや!!」
猛「ひぃっ!!」
慶「何でお前がびびんの」
「「ご、ごめんなさい!!」」
二人は逃げるように階段を駆け上がった
秋「…まったく」
光「…ふふ」
秋「気に入らなかったの!こそこそやる奴が。そんだけ!」
光「はいはい」