「…むかつく」
「秋奈先輩まで…」
「…そんなに言うなら正々堂々勝負してやろうよ」
「え?どうすんの?」
「…あいつ…呼び出そう」――
――放課後
猛「ほんま今日の秋奈かっこよかってんで!」
波「へぇ」
光「とか言ってタケびびってたやん」
猛「び、びびってへん!」
光「そういえば慶太郎は?」
猛「なんか先生から呼び出しやって。授業寝過ぎって。だから先練習行っててやって」
光「ふぅん」
適当に返事しながらロッカーを開けた光希は手を止めた。中には一枚のメモがあった
猛「何?またなんか入ってた?」
光「え?ああ、ううん」
猛「そう」
猛がその場を離れると、光希はロッカーに中に置かれたメモをもう一度よく見た
“放課後 公園”
波「?」
光「あ、ごめん。うちも先生に用事あってん。先行ってて」
猛「ああ…わかった…でもみっきー歩きでスタジオまで来れる?」
光「あー…慶太郎がおるし多分大丈夫」
猛「あ、そっか」
波「…?」