噛み切られた 私の恋情
うねりながら輝く太陽
月と陽の交錯する隙間は
幾度も来るのに
それは一つしかない
時煌(ときめき)を感じたのか
それは揺らぐ日々という獣に
食いちぎられてしまう
無惨な…
残酷な…
しかし そこにしか生まれない
刹那の『美醜』
決して
形を持たない物を
恋した末路が
私という現しを見ない
俯く狂人
そこにしか
生まれることのできなかった
過ちを愛した
恋の中のユダ…