「…すげぇ。今のが…。」
「そう我の力だ。」
巨大なモンスターを一撃で撃退し、その力の大きさに少し戸惑いを覚えた直樹。
「しかし、我の主がこのように若造とはな。」
少しからかったように飛龍が言った。
「じじぃみたいなのを想像してたのか?お前?」
直樹は少し呆れながらも続けてこう言った。
「とりあえずこれからよろしくな、飛龍。」
「我が主となるのだから、しっかりしてもらわんとな。」
飛龍も霊体として現れ直樹にそう告げると飛龍刀の玉石に戻っていく。
「依頼は終わったから、一旦戻るか。」
そう言い、刀を収めバイクのエンジンをかけハンター協会に戻る。
「…これから何かありそうだな。」
何か少しの不安を抱え協会へと戻って行った。