春──・・
窓を開けると
暖かい風が花の香りを
運んで来る
瞳を閉じてそっと
耳をすませば
どこからか聞こえてくる
春風達が草を
撫でる音
鳥達の歌が・・
私の恋を奏でた。
夏──・・
燃えるような
太陽の光に
身を焦がす
虫達の冴えずを
聞きながら
空を流れる
星達の下で・・
私は貴方の
夢を見た。
秋──・・
鈴の音を
聞きながら
少し冷たい風が
肌を撫でる。
どこか
心寂しい
自分を、
掻き消すように
布団を抱き締めて
涙を流し眠った。
冬──・・
耳をすましても
虫達の歌は
聞こえ無い
花達を撫でる
風の音も無く
静かな世界に
天から真っ白な
天使が降り注ぐ。
マフラーに顔を
埋めながら、
貴方を想いながら
頬を赤めた。
貴方と過ごした
春夏秋冬──・・
今まで、
見過ごしていた
些細な幸せを
心で感じた。
そして──・・
今年も春が
足早く通り過ぎて行く。
貴方に恋して
約1年3ヶ月が
立ちます──・・
私は今も変わらず
貴方を想っています。
貴方の隣で
笑っていられる
春夏秋冬を
ずっとずっと・・
待ちながら
貴方への恋は
花達のように、
踏まれても
摘ませても
負けないで──・・
今まで生きて
来ました。
いつか
私達の花が
満開に咲くように
貴方がいない
春夏秋冬を──・・
いい思い出に
なるように・・
大切にします。