スカバンburn!!最終章 -30- 聖二の提案

きゃしー  2010-03-17投稿
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翼「…じゃあどうすんねん!ドラム…おらんなんて…」

聖「しゃあないやろ…」

うつ向く光希を拓朗が心配そうに見つめた

美「とにかく、どうするか考えよ…」

翼「考えるって、俺は慶太郎のドラムがいい!」

美「そんなん言ったって…!」

翼「他にこのバンド支えれるドラマーはおらん!」

美「…」

ちょうどその時扉が勢いよく開き慶太郎が入ってきた。

猛「あかんって!慶太!!無理やっ…」

その後から猛が追いかけるように入ってきた

拓「…慶太郎!?」

慶「せぇちゃん…俺、叩けます。大丈夫です」

拓「お前、無理やろ?!どうやって…」

慶「左手がある」

翼「お前アホか?!ドラムは片手じゃ叩けないねん!そんなことお前が一番知ってるやろ?」

慶「…」

聖「慶太郎、残念やけど諦めろ」

黙っていた聖二がきっぱり言いきった

秋「せぇちゃん…!」

慶「…」

聖「そのかわり…俺らは必ず関西で賞もらって全国に進んだる。」

美「聖二!?」

聖「全国くらい、行けるんやろ?出来ないことなんかないんやろ?」

翼「聖二…うん!そうや!関西で一番いい賞とって全国行こう!」

聖「だからそれまでに手、治せ。な?」

慶「……わかった」

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