――一週間後 音楽室
翼「では!第1回西高バンド“ザ・ブルービート”のドラマーオークションします!!」
美「オーディション!」
拓「それに第1回って…これが最初で最後やから!」
光「でも…すごいね…募集したら13人も集まるなんて…」
名簿を見た光希が呟いた
美「校内ではうちら有名人やからな。機会があればこのバンドに入りたい奴なんていっぱいおるからな」
光「なるほど」
翼「えー今日審査員を務めますのは俺!翼とタケ、美弥、拓朗、みっきー!!そして審査員長、慶太郎!!!」
猛「わー!!ぱちぱち★」
慶「…」
翼「さあ、いよいよ今日ですが、どうでしょう?慶太郎さん?」
慶「…はい、まあ天気も晴れで良かったです」
猛「そうですかー!!」
拓美光「…(いや、天気関係ないし。てか、外曇ってるよ?慶太郎…)」
光「大丈夫かなあ…慶太郎。翼がこんなにふざけちゃって…」
拓「多分逆にあれが翼の優しさやろ」
光「え?」
拓「変に気をつかわれるより、いつもみたいにふざけてる方がいいと思ったんちゃう?あいつなりの優しさやな」
光「なるほど…」
翼「では、まず一人目の方!どーぞっ!!」
こうしてオーディションが始まった