純が亡くなった１７の冬
将来について
具体的に考え始めた
…大学いこっかなあ…
狭い人生論の中で
決まったレールに
乗ることを嫌っていた
大学かあ…
約一年半は
会計学以外は適当な成績
まっとりあえず
嫌いな教科も勉強するか
進学校の友に相談
え？難しいよぉ
学校で
今数学どこやってるの？
答えに窮した
我が校は三年間で
数1が終わらない
学校である…
しかし友達は続けた
簿記で受験できるとこ
あるしね
まっなんでも相談してよ
ありがたい言葉だった
空を見上げた…
どうなるか
わからないけど
俺は大学に行くわ！純
その前に受験料と入学金
あのお金に
手をつけるかな…
教子のことが
一瞬頭を過った
アイツ
どうしてんのかなあ…
俺はどこに向かうのか
天下一って何や
有り余るエネルギーの
行き先をさ迷った
１７の春先
あれから２６年
教子に会いに行ってれば
慶子の存在わかってたら
俺の人生の羅針盤は
どう変わったろうか…
今現在の空を見上げる！
純！教子！
俺は相変わらずや！
久々に
慶子と孫に会いに行くか
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