「あ、お客さん!…なんだ何か大事かと思っちゃったよ〜;んじゃ、改めて、「いらっしゃい」と。」
バーテンは一息付くと又カウンターにそそくさと戻っていく。
まったく…あのバーテン、俺が刑事局の人間だからっていっつもヤマ聞きに来るとか勝手に思いやがる。
一般人だってそうだ、
刑事局の人間って聞けば皆良い目では見て来ない。…まぁ色々ごたごたがあったせいもあるからだろうが…
店の中はホント、レトロって言葉が一番似合う。
どっかの冒険ゲームの酒場みたいな作りだ。
見ればそこそこ賑わっているようだがこの時間に賑わってるのは暇な人間が多い証拠だろ…。
「…ん?」
目についたのは一番奥の席だ。やたら派手な服装の銀髪の女とその隣は………
ミシェール???
何やら女としたしそうに話ている
あの無愛想でロボットじみたミシェールが白昼堂々仕事サボって酒場に…?
…駄目だ、イメージと全然合わん…