拓「お前はほんま前向きやなあ。…ある意味怪我したのがお前で良かったわ」
慶「?」
拓「あ、いや、嫌な意味ではなくて…ほら、もしこれが翼やったらさ、あいつ、俺の代理とか許さーん!とかゆうてめちゃ怒りそうやん?」
慶「あぁ、確かに。…まあ俺も正直、めっっちゃ嫌なんですけどね。他の奴が俺の席に座ってんのは。…でも…皆が関西地区大会なんかよりも、もっといいステージ用意して俺が復帰すんのを待ってくれるって、期待してますから…」
拓「…ほんまにお前は…。」
慶「でも、今日はもう帰ります。俺がおると皆、気ぃ使ってみっくんとやりにくいやろうし」
拓「そっか…まあずっと聞いてるだけもしんどいもんな。でも…秋奈はお前おらんと文句言うやろうな…」
慶「ああ…。まあなんとかしといてください」
慶太郎が苦笑いで答え二人は立ち上がった