私は、彼に会える日がすごく楽しみで、ずっとずっとドキドキしてた。
そして当日になって久しぶりに会った彼は、少し髪が伸びていた。
でも無邪気に笑う顔は、初めて会ったあの日と何も変わってなかった。
私は、その笑顔を見て自然に笑えてた。
長い間会ってなかったのを、あの時は、全く感じなかった…。
前と同じ様に近くのファミレスに入って、同じ様につまらない話で盛り上がって…とっても時間の流れが早くて…すぐに帰る時間になった。
私は、帰りたくなかった。
もっと彼と一緒に居たかった…それなのに彼は、
「家の人が心配しはるから早く帰り!」
って言うから…
私は、「楽しかったのは私だけだったんだ…前みたいには、戻れないんだ」って思って悲しくなっていた…
でもその時、彼が
「楽しかった。またな」
って言ってくれた…。
私は、「またな」って言葉がすごく嬉しいすぎて涙が出てきた。
泣き顔を見られない様に彼に背中を向けた…。
あの時、彼は、私の事どう思ったのかな…。
あの時に聞いて見れば良かった…
私の気持ちを早く言えば良かった…
そしたら、もう泣く事も…悩む事も…なかったかもね。
私は、一人帰り道で「離れたくないのに何で素直になれないんだろ?」って考えていた。
そしたら彼から一通のメールが来た…
「帰りないてたやろ(>_<)やっぱり俺に会うん嫌やった?」
って…私は、メールを見てその日初めて会ってなかった時間の重さを感じた…前なら、お互いの思いが食い違う事なんて無かった…でも考えがズレてる現実を実感して…悲しくて…悔しくて…私、彼に意地悪をしちゃった…
「ゥチの気持ちが分からんの?ゥチらってそんなもんやった?」
…震えながら送信ボタンを押した…。
返事は、思ったより早く返って来た。
「ごめん(−‖−)゛気持ちの整理をしてて…頭が回らんかった…俺さぁ…迷惑かもしれんケド…やっぱりお前が好きやねん…」
私は、その言葉をずっとずっと待ってたはずなのに素直に喜べ無かった…だって私は、あの時のままじゃないから…変わってしまってるから…
だから私は…
続く…