拓「だからみっくんがおるんやんか」
翼「でも…」
皆「……」
拓「あ〜もうっ!!お前らいい加減にしろやっ!」
翼「だって!」
拓「ええか?今は慶太郎がおる“ブールビート”やと思うな!今は別のバンドなんや」
猛「別の?」
拓「だから…ブルービー2(ツー)とか…」
秋「ださっ」
拓「うっさい!とにかくこれはいつもとはまた別のバンドや。いつまでもあいつがおるバンドやと思ってるからあかんねん!そんなんやから“ここが慶太郎と違う”“慶太郎やったら…”ってなんねん!今は三宅がドラマーのバンドや!だから三宅、お前は慶太郎の代理やと思うな!今はお前がこのバンドのドラマーやねんから。」
光「…」
秋「…」
拓「慶太郎と演奏するために上へ行くんやろ?今のままじゃせえちゃんもいなくなっちゃうで?」
聖「…」
翼「…」
拓「何でどんな無理してでも出ようしてたあいつが諦めたと思ってんねん!何であいつが何よりも譲りたくなかったこのバンドのドラマーの席、自分以外の奴に譲ってると思ってんねん!全部俺らのためやろ!一番悔しいのは俺らじゃない。出られへん慶太郎や」