野獣の終焉エピローグ

 2010-03-23投稿
閲覧数[382] 良い投票[0] 悪い投票[0]

野獣と会ったのは
それが最後…


それ以降は
二度名前を目にしただけ
一度目は
上場したときに
会社宛に花を
送ってきた


二度目は新聞誌面だ…


今頃は塀の中で
春の訪れを感じてるのかも知れない


学生時代の
先輩後輩
友達…

振り返れば
従順な後輩しか
関係が残ってないのは

我の人間性に
問題があるのかも
知れないが仕方ない


野獣と言われた沖田

学生時代は
この野獣の行く末は
興味があった

しかし
野獣は社会に順応
できなかったのかも
知れない…


いや我も
社会に順応できてないのかも知れない…



いつの日か
昔話を肴に
一緒に飲める日は
こないだろう


自分勝手な意見と
思うが
野獣の目の濁りから
それはないと思う



野獣の終焉…
それは自分自身の
沖田との関係の終焉…

人は時間とともに
変わるもの…

その当たり前の事実を
再認識した事件だった


〜完結〜

御愛読
ありがとうございました



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 我 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ