「偉大なる北川君」プロローグ

 2010-03-24投稿
閲覧数[530] 良い投票[0] 悪い投票[0]

北川君が入部希望で
部室に来たときに
さすがの僕は戸惑った

拳法部は練習が厳しく
腕自慢の勇ましい輩でもやめてしまうし
野蛮なので部員確保も
一苦労だから
自分からの入部希望は
ありがたいが…

北川君は
体育的な視点で見れば
身体が貧弱すぎる

鍛えて強くなる身体と
鍛えても強くならない
身体は一目見ればわかる
確かに格闘技には
変なと言っては失礼だが色んな人達が集まる

しかし防具を装置する
とはいえ基本もソコソコに殴り合う最悪なケンカ拳法

我なんぞ
一年間鉄面が
ヒン曲がる殴られ続け
ようやく防御らしきものがわかってきた始末


僕は戸惑いながら
北川君に聞いた

「どうして入部したいの?」


「(肉体的に)強くなりたいんです!」

確かに格闘技を習えば
強くなる

しかし基本的な
身体能力を凌駕するほど格闘技は万能でなない


僕はドライに考えた
まあ厳しい練習に
続かないだろうけど
続いたら部の事務方にでもすればいいか…


北川君は
僕の見込んだ?通りに
大学四年間で
身体能力・体つきは
変われなかったが
厳しい練習を耐えた


今回は北川君の物語を
書こうと思う



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 我 」さんの小説

もっと見る

スポーツの新着小説

もっと見る

[PR]
良い成分のみ使用
死海100%の入浴剤


▲ページトップ