alone 11=同じことが言えるのか=

兼古 朝知  2010-03-25投稿
閲覧数[317] 良い投票[0] 悪い投票[0]



「身内を殺されてもそれが言えるのか?
友が殺されても同じことが言えるのか?
私が人を殺しただけで呆気にとられ 間抜け面をしていたお前が…
親しい者を殺されても冷静でいられるのか?」

「…」

圭は水鶴が口を開いたことによって攻撃をやめていた。
晶は まるで返す言葉がなく、目に光のない水鶴の顔を文字通り『間抜け面』で見ていた。

辺りは静かになった。

「…行くぞ柊」

水鶴はくるりと方向を変えて歩きだした。

「承知しまし…た」

圭もそれについていく。

「おい!!どこに行く気だ!?」

晶が慌てて尋ねると、水鶴はニィと妖しげな笑みを浮かべて言った。

「お前の交友者を消す。化けの皮が剥がれるようにな」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 兼古 朝知 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ